レンタルレイアウト アルプス様より ポイント制御装置のご依頼を頂きました。
本線は内線・外線の2線ですが
ポイント総数は全部で 32ヶ所 とかなり複雑なヤードで、
初めての方が操作するのは相当難しそうです。
今回はこのヤードを発着点方式の制御で作りたいと思います。
例えば 内線スイッチ → ヤード9番線スイッチ
と2つのスイッチを押すと、
その経路に必要なポイントが自動で切り替わるようにします。
【操作例】
① 発点を指定する
発点(スイッチ)を押すと発着点操作ランプが赤に点灯
② 経由点がある場合は指定する
経由点(スイッチ)を押すと発着点操作ランプが黄色に点灯
③ 着点を指定する
着点(スイッチ)を押すと発着点操作ランプが青に点灯し経路が開く
④ 経路が開いたら発着点操作ランプは消灯する
※ 入力ミスがあった場合は発着点ランプが3回点滅し消灯する
あとはコントローラが、内線、外線、ヤード線と3つあるのですが、
皆さんは渡り線があるときどうしてますか?
2つのパワーパックを同じように回して操作することが多いと思うのですが
けっこう大変ですよね。
今回はフィーダーの制御も同時に行い、入れ替えも一つのパワーパックでできるようにしたいと思います。
そのための経路表を作成したので一部お見せします。
昔にもポイント制御装置を製作したことがあるのですが、
こちらもポイント総数が40ポイント以上と非常に多く、
スイッチの配線作業が非常に大変でした。
今回は製作工数を大幅に短縮できるように設計したいと思います。
ポイント
経路パネルを基板で製作することで、パターン上で配線を行い、配線数を少なくする。
各モジュール間は通信(RS485・I2Cなど)を使用することで、配線数を少なくする。
経路をLEDで光らせることで視覚的に操作しやすくする。
今後にも活用できるように汎用性を高める。